唯我独論

ルアー・フライフィッシング、気象等に関する独論を綴る

河川改修? 

毎年スズキ釣りのメインポイントとしている場所のすぐ上流にアユの産卵床があるのだが、今期はアユが下ってくる前に産卵床を整備する目的だと思われるが、川底をユンボで引っ掻いて整地し、浅く広くしてしまった。

自然・天然の川は当然生き物であるから、流れや水深に変化がある訳で、その変化を読み取ってアユも産卵するし釣り師もピンポイントとして狙いを定めるものであると私は思っている。

人間が川に手を加えることでアユに産卵場所を提供し産卵数の向上を促し、来期の遡上数の増加を期待する気持ちも解らないではないが、所詮やっているのはお役所や漁協絡みの組織であって、見込みが甘いのは世の常で・・・。

9月は雨が多かったものの、10月は極端に雨が少なく、河川は極端な増水からの減水という推移をした。まだ9月の雨の増水の名残がある時期に川床の整備をしたものだから、その時は常時水没している状態に整備したと思われる産卵床が、10月になって渇水したことで完全露出してしまう部分が現れたのである。しかもかなりの面積で・・・。しかも、潮位の影響を受ける場所であることを考慮していないのか、大潮の干潮時などはかなりの干上がりっぷりでした。雨による水位変動や潮位による水位変動を考慮した川床整備をユンボで均す委託業者に求めるのは酷な話ですので、この事業を行ったお役所か漁協絡みの組織は考えてやるべきであったと思われます。

まあ、アユの卵は半日ぐらい干上がっても、ふ化に全く影響が無いなら問題はありませんがね。

極端な話、川は生き物なのだから、災害・水害を防ぐ手立て以外は人間がいじるべきではないのではなかろうか。

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