唯我独論

ルアー・フライフィッシング、気象等に関する独論を綴る

台風連発

先週といい今週といい、日本列島は台風が連発通過しています。先週の台風は被害が多かったので、今週の台風は当初の気圧が最高レベルに低かったのも手伝って、早くから警戒レベルを高めた情報が氾濫していた。

しかし、台風本体の進路が早くから陸地に乗っていることで、海からのエネルギー補給もできなくなり(元々先週の台風通過後から海水温は低下傾向になっていることも要因)、気圧が急速に高くなり雲もバラけて薄くなること、偏西風に乗ることで速度も急速に上げて通過することから、当初の900ヘクトパスカルという数字だけに踊らされた気象関係各所からの警戒情報によって懸念されたほどの被害は発生しないものと予想される。関東を通過するころには実質的に温帯低気圧レベルとなるのではなかろうか?

近年の異常気象は台風にも当てはまるようなイメージを持っている方も多いだろうが、私はむしろ台風自体は今までと変わらないと思っている。気圧・進路その他の条件による傾向は、不変とまでは言わないが昔と変わりない。むしろ対象とするものが目に見えて大きいだけに読みやすいともいえる。

危険なのは、誰でも解る台風という括り以外の要素を持ったピンポイントや突発的に活発化した前線や雨雲(雷雲)ではないだろうか。言うところの、ゲリラ豪雨や竜巻である。