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復活の赤い魚
以前には狙ったことがあるが、一匹だけ満足のいくサイズを釣っただけで狙わなくなっていた、真鯛狙いを復活させた。
春には桜鯛と称されて喜ばれる真鯛ですが、食べて美味しいと思わなかったのも狙わなくなった理由ではあります。
春は産卵前の「のっ込み」時期であり、白子も卵も大きくなっていく時期である。全ての魚に共通する現象であると思いますが、産卵前後は美味しくないと感じるのは私だけでしょうか?
産卵に向かっていく時期は、白子や卵に栄養を取られ身に脂が回らなくなり、
シンプルな刺身や煮物などは美味しく感じないのだと想像されます。もちろん、副産物としての白子や卵の料理は美味しく頂けるという事にはなるのでしょうが。
一年中どんな時期も美味しい魚なんて居るのかは知りませんが、シンプルな料理を美味しく食べたいのであれば、産卵期前後は外した方が良いということになるでしょう。
では、なぜ故に真鯛狙いを復活させたのかというと、もう一つの狙わなくなった理由が解消されたからである。それは、タイラバを使わずしてもヒット率の高いルアーの存在を知ったからである。タイラバを使うに当たっては、スカートの管理やフックの管理などの正直色々と面倒なことが多く、また、アタリがあってもアワセてはいけないなどの勝負の早い釣りを好む私のスタイルに合わなかったのである。笑
復活してからは、三回行って7本キャッチでした。潮がクリアだった一回は釣れませんでしたが、まずまずの成果だと思います。キープした魚を捌いてみましたが、やはり個体差はあり、産卵後なのか痩せていて身が白くて割れ易く、食味もイマイチのものもありました。
そして再認識したのは、やっぱり真鯛の料理はスープ系がベストだということでした。笑
来年の春のシーズンは、なるべく早い時期に狙うべきだと感じた復活初年度でした。