唯我独論

ルアー・フライフィッシング、気象等に関する独論を綴る

食べ方シリーズ⑦

オニカサゴです。自分で釣らなくては食べられない高級魚シリーズの筆頭魚ではないでしょうか?見た目はカサゴではありますが、磯のカサゴと同類・同等と思ってはいけません。身の質が違います。例えるなら、カサゴとノド黒とフグを足して割ったようなイメージでしょうか。また、伊勢海老に近いと表現した方もいるぐらいの身の質なのです。

よって、食べ方も色々と楽しめます。また、捨てる部分が少ないのも特徴です。身や頭・カマの代表的な食べ方は、はもちろん刺身(1週間程度寝かせるぐらいで良い)煮魚、鍋の具、唐揚げ等です。私は頭とカマは捌く時に大き目に取って、煮魚にして食べるのが好きです。ハチの身・ほっぺた・下顎にたっぷりと身が有りますので、解体しながら箸で掻き出しながら食べています。また、胃袋や皮は湯掻いて細く切ってポン酢で、肝も湯掻いてポン酢で食べると珍味です。

オニカサゴは水圧変化に強く、深場から上げて来てもリリース出来るので、小さいサイズは積極的なリリースが薦められます。オニカサゴは漁師が捕り難い魚だと思います。つまり、釣り人が資源保護のカギを握っている魚という事です。オニカサゴは特に成長が遅い魚と言われていますのですので、是非自主規制サイズを決めてそれ以下はリリースほしいものです。ちなみに私は30cm以上がギリギリキープサイズかな。