唯我独論

ルアー・フライフィッシング、気象等に関する独論を綴る

船の着け方

船でのキャスティングゲームにおけるナブラへの着け方は、船頭の癖や様々な状況によって変わるものだが、あまり考えないで着けている船頭が多いような気がする。とりあえずナブラに対してミヨシから突っ込んでいきキャスト距離の手前でニュートラルに入れるだけ・・・みたいな。笑 もう少しナブラの進行方向や形態やお客のレベルや人数や他の船の動向(ナブラへの進入方向)等でアプローチの仕方を変えた方が良いと思う状況に何度も出くわしている。

例えば、最近の相模湾キハダマグロ狙いのルアー船の場合、自船が単独でナブラを打てる様な状況はなかなか少なく、各船が我先にナブラに突進して色々な方向からひとつのナブラに対してルアーを投げれば、当然不要なトラブルが発生して当たり前である。トラブルだけならまだしも、船同士が接近しているので、ヒットしているラインに他船のアングラーが引っ掛けてしまい、釣れた可能性のある魚をロストしてしまう事だってあるのだ。では、どうしたら不要なトラブルを避けられるかというと、船頭同士が基本的なナブラに対するアプローチ方法を統一しておけば良いだけなのではないでしょうか。時化の時に集まって飲み会でもしながら(飲み会ばかりしていないで笑)、もっと考えた方が良いのではないでしょうか。長い目で見れば、秩序を保つことで無駄なロストが確実に減ることはもちろん、釣れる確率の低いナブラへのアプローチを避けて確率の高いチャンスを探す事が位置取りの大切さに繋がることを船頭が自覚するだろうし、他船との競合を嫌うのであれば船団から離れて単独で探しに行くだろうし、頭を使わなければチャンスに当てられない事で結果に差は出るかもしれませんが、釣果の向上と相模湾キャスティング船全体のレベルアップに繋がると思うので、悪いことではないでしょう。