唯我独論

ルアー・フライフィッシング、気象等に関する独論を綴る

精神論?ばかりだと疲れるので、ちょっとブレイク・・・

今世の中のルアーにはオリジナルカラーが氾濫しているようである。問屋のオリカラ、ショップのオリカラ、有名?アングラーとのコラボカラー?数え上げたらキリが無い。要は基本のラインナップを外したそのようなカラーが売れるということなのでしょうか?もしくは希少価値に弱い、単なる日本人の悪い癖を利用した商売だから?笑

カラーなんて色の組み合わせで何百・何千通りも作れるわけで、要はオリジナルカラーなんていくらでも作れる訳だし、実情はちょっと配色を変えただけの、ほぼパクリの繰り返しみたいなものです。魚なんてそんなに細かい所までチェックしてませんから・・・残念!

唯一のオリカラの良い所は、アングラーのモチベーションを上げる事ぐらいでしょうか?

湘南シーバスを狙うルアーにおいて、オールチャート系のカラーが有効なのは皆さんご存知でしょうか。今となってはチャート系のカラーは基本中の基本カラーラインナップですし、様々なオリカラも作られていますが、平成10年当時はスズキ用ルアーのカラーチャートにはオールチャート系のカラーはありませんでした。オールチャート系のカラーをオリカラとして売り出したのは、平成12年頃に茅ヶ崎にあったルアーショップが最初ではないかと記憶していますし、そのネタ元は数年前から地元の某アングラーが自分でオールチャートに塗ってかなり良い釣果を上げていた事に起源していると記憶しています。

元々のオールチャートカラーのコンセプトは、自然界におけるアルビノ個体の体色をルアーカラーで多少大げさに表現することにより、大抵のアルビノ個体が成魚に成長する前に捕食されてしまうという、悲しき運命をルアーにも辿っていただこうというものである。自然界とはまさに弱肉強食の世界であって、弱った者・目立った者は真っ先に捕食されてしまうものなのだ。捕食者のDNAにも、弱った者・目立った者から捕食するという事がインプットされていることは紛れも無い事実であり、ならば弱った者・逃げる者をルアーアクションで表現し、目立った者をルアーカラーで表現することができれば…という単純な発想なのです。

DNA異常(アルビノ)のベイトフィッシュは、捕食者のDNAを刺激して捕食スイッチを入れるひとつの要因であると私は信じています。

オールチャートカラーの基本レシピは・・・

基本はクリアボディーに濃くチャートを塗る。その理由としては、ある程度の光透過性とある程度のボディシルエットを両立したいが為である。ボディシルエットをハッキリさせたい場合は、下地に白を塗るか素材自体を透過性の無いものにすればよい。

アイは赤地に黒目、もしくは白地に赤目なんかがアルビノっぽくてグッド。正直言って夜間や濁り水では、見た目を気にしなければアイなんて必要ないですけど。笑 

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