唯我独論

ルアー・フライフィッシング、気象等に関する独論を綴る

秋は台風シーズンでもあります。現在は台風20号が接近して日本列島を舐める様にして東に去っていくところです。相模湾では大きなウネリが押し寄せ、イナムラクラシックという伝説のサーフィン大会が24年ぶりに開催されることになったそうです。私はサーファーではありませんが、知り合いにはサーファーが多く、この伝説の大会のことは以前から知っていました。しかも前回大会に出場した方とも知り合いだったりします。(ご近所&釣り友で笑)

イナムラクラシックという名前もそうですが、なんか凄くサーファー達のロマンと海に対する姿勢というか最高の条件を待ち続ける気持ちに感動すらしています。趣味は違えど同じ海を遊び場としている仲間として、普段からサーファー達の行動力と情熱には頭が下がる思いをしている私としては、今日の稲村ヶ崎が最高の舞台であってほしいと願っています。

現在の相模湾は猛烈なナライ風(北東風)が吹いています。もう既に何日目になるのか忘れるぐらい吹き続けています。もちろん台風に影響された風なのですが、ウネリの方向と真逆である為に実はウネリをかなり抑えているのです。実は24日に一時的にナライ風が弱まったタイミングがありましたが、この時にやはりウネリは一気にアップしていました。風の方向とウネリの方向には密接な関係があり、お互いに干渉しあったり、助長しあったりしています。干潟などの海にウェーディングして釣りをするアングラーは、これらの関係を理解してチェックしてから入水する事をお勧めします。現に私もウェーディング中に風が止んだとたんにウネリが上がってきたり、風と共に水位が異常に上昇してくるという体験をしたことがあります。

オマケとして、潮の速い海域では、風が凄く強い状況であっても潮の方向と風の方向が同じだとベタ凪になったりします。また、その逆で潮の方向と風の方向が反対だと掘れっ掘れ(笑)の海になったりします。