唯我独論

ルアー・フライフィッシング、気象等に関する独論を綴る

「天気を愚痴る奴は、天気は味方してくれない。」

折角の休みなのに・・・とか、チャンスなのに・・・とか、天気が悪い事で自分のタイミングを逸することを愚痴る人っていますよね?こんな人は今後も天気の恩恵には預かれないという格言です。もちろん私の作った格言ですけど。

天候は人間の都合なんて全く関係なく変動するものであり、人間は天候に逆らっても意味が無いという事を自覚していない人は、逆に天候を利用することも出来ないということです。謙虚に天候を感じる普段からの心構えや、天候の変化を謙虚に受け止めて学ぶ姿勢が、天候を味方につけることに繋がっていき、時として釣りの場面での危険回避や、思わぬ釣果に結びつくような気がするのです。

邪馬台国の卑弥呼は天候を予測することで人々の尊敬を集め、桶狭間での織田信長は天候の急変を察知し勝利したことは有名な話です。要は観測機械の無い時代の天気予報は観天望気が全てなのです。今はスマホがあれば天気予報や気象情報も瞬時に見られる時代です。しかし、自分の目で見た大気の流れや雲の動き・形、自分の肌で感じる風の変化や空気の重さの変化、自分の鼻で感じる匂いの変化に気が付くことなどが、どれだけ大切で釣りにも役立つものなのかを自覚していない人が多い過ぎる。自然の中で遊ぶ釣りというものは、これらを五感で感じることで、より高いレベルで楽しむことが可能になると私は信じています。